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電力自由化~海外の自由化事情にみる成功例とは~

2016年4月に電力の小売が自由化となってから
これまでよりも安く電力を購入することができるほか、さまざまなメリットが提案されるようになりました。
全てのご家庭がかかわる大きな変化になりますがイマイチよく分からないとお感じの方もおられることでしょう。

メリットだけでなく、注意しておきたいところも含めて、関係する知識は必要だといえます。

 

電力の自由化が実施されているのは、もちろん日本だけではありません。

ヨーロッパやアメリカなどでは既に20世紀末から自由化に踏み切っているケースがいくつかあり
そのなかには、うまく活用されているケースもあれば混乱しているといわざるを得ないケースもあります。

ここでは、成功例としてしばしば紹介されるイギリスの例と
賛否両論が出ているアメリカ・テキサス州の例を見てみることにしましょう。


【~自由化の優等生~イギリス】

イギリスは、1998年に電力が自由化され、その後24社が新規参入しました。
電気の価格は年間3~5万円程度安くなったといわれています。

自由化成功の要因として挙げられるのは、まず豊富な選択肢があることです。
生協のような非営利の会社が提供するような安い価格のプランや
価格よりも顧客サービスに重点を置くプランのほか自然エネルギーが売り物のプランなど、さまざまにあります。


また、多様なプランから好みの電力を選ぶことができるように比較サイトが充実していることも成功要因のひとつです。
オフィシャルサイトが10以上もあるといわれていますし、
プラン数やディスカウント方法に政府が規制を設けるなどこまめな対策が講じられていることも、大きな要因といえます。



【~賛否両論ある~アメリカ・テキサス州】

アメリカは州ごとに自由化の状況が異なるのですが
テキサス州は、全土ではなく75%の地で2002年より自由化が実施されています。
自由化当初、既存電力会社は基準価格以外での条件で販売することを禁止するなどの措置が取られたため
約40の新規小売業者が参入し、200種以上のプランが提供されるなどして自由化は活発に推移しているようです。

しかし、本来は自由化をすると小売価格が下がるはずのところが
テキサス州では価格が上昇する現象もあり、手放しで成功しているとは言えない状況です。
主な原因は、燃料価格の上昇ともいわれ、電力需要がひっ迫して
輪番停電がおこなわれる事態も起こっていて成功か失敗か、まだまだ判断がつかないところといえます。

 


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